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HOME > にいはま民報 > 05年春号第1面




美美の日記帳

財政危機は佐々木市政にも大きな責任が

日本共産党定例市議会報告

福祉切捨て、補助金カット早急に元にもどさせよう

3月議会は新年度 (05年) の予算を決める大事な議会。 今予算は、 福祉予算の削減や補助金のカットなど、 市民に対して大変な痛みを押しつけるものとなっています。 新居浜市の財政危機は、 ムダな大型開発などで大変な事態にあった上に、 昨年未曾有の災害に2度も遭遇し、 これを契機に表面化したものです。 日本共産党は、 市民のみなさんへしわよせすべきではないと反対しました。

その他、 ねたきり老人等介護者慰労金支給額の削減、 障害児福祉手当のカットなど、 大変こころ痛む決議も。 また、 私立の土曜保育予算の復活を求める請願などは、 自民クラブ・公明党などの反対で不採択となりました。

一般質問は岡崎ひろし市議が、 討論は山岡みみ市議が中心に行いました。



市長は施政方針で、 昨年の台風災害の復旧・応急対策の予期せぬ支出によって財政がまさに危機的な状況と強調。 「改革なくしてこの困難を打破することはできない。 すべてを見直し、 ゼロからのスタート。 将来の新居浜のために”不退転の決意”で財政再建にとりくむ」 と述べ、 様々な補助金カットや福祉切り捨てなどを提案しました。

もともと財政危機だった

今回の補助金カットなどは、 災害による臨時的な出費で生じたかのような印象を与えています。 しかし実はそうではなく、 もともと新居浜市は長期にわたる自民党市政のもとで、 大型公共事業やムダな大型開発などで財政は大変な状況下にありました。

マイントピア別子51億円、 新居浜マリーナ100億円などにつづき、 現在では中間処理施設110億円、 駅前土地区画整理事業300億円、 3万トンバースとセットになった最終処分場221億円など。 第4次長期総合計画ではさらに大型開発をやっていくことになっており、 課題はメジロ押し。 借金も前自民党市政の800億円台から、 今年度は、 900億円をこえる状況です。

このように、 大型公共事業やムダな大型開発に、 湯水のごとく金を注ぎ込む市政が続いてきたことが背景にあります。
 ひとたび何かあれば大変な事態になるであろうということは予測でき、 日本共産党は常に指摘してきたところです。

市長も責任認める

日本共産党は今回の財政危機の原因を追及すると同時に、 佐々木市政の責任を問いました。
市長は 「平成13年度に10カ年財政計画を作成。 その時点で平成19年度には財政調整基金が底をつく見通し」 という大変な事態であったと強調。 原因については 「インフラ整備を進めたことによる公債費の累増」 などであり、 「財政危機の原因が私の以前にあるとか、 ないとかではなく、 市長の責任としてとりくんでいく」 とのべました。

本来の自治体をとりもどそう

財政難だからということで 「住民の福祉の増進」 という、 地方自治法の定める本来の使命を投げ捨て、 福祉や暮らしが後景に押しやられていることは重大です。
市政の主役は市民です。 国政と一緒になって、 市民の福祉を削り負担を増やして、 市民の活力を奪い、 働くもののやる気を削ぐようなことをしていいのでしょうか。

財政危機だからこそ、 住民サービスを守るために、 国や県に対してきちんとものを言い、 不要不急の事業の見直しや、 ムダをなくして効率的な行政をめざして改革することなどにとりくみ、 主役の市民の福祉や暮らしに必要な事業をきちんと行う、 本来の自治体をとりもどしていくことが大切なのではないでしょうか。

一般会計からの繰り入れの継続と国保料の1世帯1万円の引下げを

質問 1984年から続けてきた国保料引き下げに一役買ってきた一般会計からの繰入れ1億7千万円を、 なぜ当初予算から削減したのか。 国保会計は、 前年度の繰越が5億5千万円余の大幅な黒字。 黒字なら、 保険料として取りすぎていたものを返すのがスジ。 一般会計からの繰入れを継続するだけでも1世帯当たり年間平均6500円余りの国保料の値下げが可能。

市側答弁 厳しい財政下、 繰越金の見通しや基金の積み立て状況等を勘案し、 保険料に転嫁することなく健全な国保財政が維持できる。

質問 今、 1人当たり保険料は、 7万1284円 (医療)、 1万5070円 (介護)、 合わせて8万6354円 (H16年) と、 大変な額になっている。
当面1世帯平均1万円の引き下げを実施し、 減免制度を充実し、 滞納者に対する制裁措置はとらないこと。

市側答弁 国保料の引き下げ、 減免基準の引き下げは困難。 なお必要な見直しは行い、 公平かつ適切な運用に努める。 滞納者への制裁措置は柔軟に対応している。

今年の梅雨や台風に備え災害復旧と対策急いで

質問 大雨のたびに浸かっているところの対策はどうなっているのか。 今年の梅雨や台風時期に備えての対策を。

市側答弁 昨年の災害に対する復旧工事を早期に完成させることが急務。 合わせて幹線水路の堆積土砂の撤去による通水断面の確保などに努める。 各雨水ポンプ場施設についても、 大雨や台風等の緊急時に所定の能力を発揮できるよう適正な維持管理を行うとともに、 河川、 砂防施設や下水道施設の新設改良についても緊急度の高いところから事業化を図っていく。 今後、 これまで以上に迅速で適正な運転と配水施設などの機能強化を図る。

質問 江の口・松神子雨水ポンプ場運転停止事故の補償問題。 被害者への納得のいく補償を。 現況と今後の対応は。

市側答弁 ポンプ場運転停止事故の補償問題については示談交渉を進めており約93%の方との合意が成立、 損害賠償をする。 残りの方とも誠意を持って話し合いを進めていく。

質問 新居浜市始まって以来の未曾有の災害を受けたわけだから、 引き続き相談窓口を設けて対応を。

市側答弁 市民のみなさんの相談や支援情報の提供について、 所管の窓口で、 ひきつづき対処していく。

紫帆ちゃん入学おめでとう

原田紫帆ちゃんの願いが実現しました。 「みんなと同じ小学校に通いたい」 現在、 ローテーションで4人の看護師さんが常駐して、 安全に学校生活が送れる環境が整い、 新学期がスタートしています。

紫帆ちゃんの願いをかなえる会が集めた約1万5千人の署名や、 多くの人たちが要望を行いました。

今回、 気管切開をしていて医療行為にあたる痰 (たん) 吸引が必要で、 医師・看護師・家族に限られている 「医療行為」 をめぐる教育現場での受け入れなどについて話し合いが行われ、 願いが実現しました。

また、 看護師さんの費用は市と保護者が半額ずつです。 一般質問で、 看護師さんの費用負担への補助がでるように、 国へ特区制度の働きかけを求め、 教育長も 「特区制度の活用など調査検討していきたい」 と答弁。

義務教育は無償で受ける権利があります。 受け入れは大きな第一歩ですが、 これから医療行為の必要な子どもたちが希望すれば、 費用の負担の心配がなく、 安心して普通学校へ通うことができるように、 国の制度が整うまで市独自で全額補助をするよう運動を広げていきましょう。



日本共産党 新居浜市議 山岡美美 (やまおか・みみ)

愛媛県新居浜市庄内町5-9-14

電話 0897-32-2855 メール yamaokamimi@msn.com